
彼の前に、再び銀河鉄道がやって来た。
宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』を下敷きに、その20年後を描いた後日談作品。
ジョバンニは友人であるザネリの経営する病院に出入りする製薬会社の営業マン。その力関係故に意に反する仕事をさせられていた。
病院の入院患者ミライへの想いと仕事の狭間で揺れ動くジョバンニの前に、あの銀河鉄道が再びやって来た。
そこには20年前の自分と亡き親友カムパネルラが乗っていた。あの時の懐かしい銀河鉄道の人々、新しく列車に乗り込んできた人々とのふれあいの中で、ジョバンニは20年前の真実に近付いて行く。
『銀河鉄道の夜』ファンには勿論、その内容を知らなくても存分にお楽しみ頂ける内容だと思います。
メインキャストは12人。更にアンサンブルメンバーが若干登場していますが、1人数役で演じれば最低10名から上演可能です。
上演時間は約2時間でしたが、高校演劇で使用される場合に限り、大幅に編集することも構いません。
著者:篠原明夫
判型:A4サイズ
頁数:100ページ